世界を変える方法①

劇的に変化する技術が豊かな世界を実現する。

そんなことを書かれた「BOLD 突き抜ける力」を読みました。


1が2、2が4、4が8、という倍々で成長していくことをエクスポネンシャルといい、今の技術はそういう進歩をしているとのこと。

過去のサービスや技術の成長スピードとは、すでに比較しても意味をなさないくらい、環境は変わっている、ということですね。


エクスポネンシャルな変化は次のような段階で起きている

1、デジタル化・・・デジタル化できるものは光の速さで広まり、無料で複製・共有できる


2、潜行・・・まだほとんどの人が気づいていないところで進んでいく


3、破壊・・・最初はバカバカいしいほどつまらないものに見える


4、非収益化・・・ある業界からお金という因子が消える

これは、おもしろい考え方で、無料電話ができたことで電話代という概念がなくなったり、音楽もネット上である程度自由に聞ける環境になりました。このような非収益化が実際に起きています。


5、非物質化・・・モノやサービスそのものが消える

たとえば、デジカメの登場でフィルムの売り上げが消えました。これは非収益化にあたりますね。さらに、スマホにも高画質のカメラ機能がついたことでデジタルカメラ自体の存在も消滅しつつあります。


6、大衆化・・・万人の手に届くものになる


長い歴史をもつ大きな企業も、ひとつのサービス、技術によって産業自体が破壊されて消えていくということがあり得る時代なのです。

イェール大学の教授は「2020年にはS&P500企業の4分の3以上をまだ我々がきいたことのない企業が占めることになるだろう」と予想しています。


こわいような、面白いような。

できることをコツコツと、だけでなく大衆化を見据えた展望を描いておくことは、楽しいですし必要なことなのかもしれませんね。

続きは次回。